フィルタリングなるものをもうけようとしているらしい
4月 5, 2008
essaさん経由。
昔はネットが無くてもやっていけた? 嘘をつけ。マジョリティはそうだったかもしれないが、マイノリティはそうじゃない。自己の中心的な属性を否定 するような情報ばかりに曝されて人格形成で大きなハンディキャップを負い、無用な自己否定感を植え付けられ、あるいは自死に追い込まれてきたんだ。
そして、そのような子供に適切な手をさしのべられるほど知識のある大人は近くにはいなかった。なぜならば、マイノリティだからだ。それに対して活動している大人もそんなに地理的に近くにはいない。
インターネットの普及によりようやく、こうした子供に手をさしのべられるようになってきた。webフィルタリングは、このような子供を見殺しにしようとしている。
フィルタリングの技術的問題点を知らしめる活動
これは重要な視点だと思う。webは身近にコミュニケーションを取る人間のいないマイノリティに対してこそ威力を発揮する。しかしこういう視点を持つ人が政策担当者にいないっていうことなんだろうな。つまり
『過去』は古臭く、『現在』は常識的で、『未来』はグロテスク
こういう定式にあてはめているんじゃないかと思う。いささか過剰反応過ぎるように思える。年を経るにつれてwebってのはその存在を希薄化されて日常にとけ込んでいっているのに、今回の法案はその流れに逆行するようなものになってきている。ちなみに元の法案の趣旨はこんな感じ。
この法律は、インターネットにおいて青少年の健全な成長を阻害するおそれがある情報が流通し、青少年のインターネット利用の良好な環境を整備する必要性が 生じていることにかんがみ、インターネットを利用して青少年により青少年有害情報が閲覧されることを防止するための措置等を講じ、もって青少年健全な育成 に資することを目的とすること。via 日本のインターネット産業に大きな節目?–自民と民主が重要法案を準備
webが全くの善ではないことは認めるけど、そこから「有害」なるものをどうやって取り除くのか。言葉は悪いけどまるで地上の楽園を目指して崩壊への道を歩んだ共産主義みたいな考え方だよな。現実を見てない理想主義的な手法だと言わざるを得ない。原理的にそんなこと無理なんだから、そういった未成年に「不適切(何を持って不適切とするのかも甚だ疑問だけど)」なコンテンツがあることを認めた上で、浄化するのではなく、それに対してどのようなアプローチをすべきかを教育する方がよっぽど現実的だと思うんだけどねえ。
すくなくともこのまま法案として通るとかなり不味い。お隣のグレートウォールを嗤えないよね。やはりここはMIAUの出番だと思うのだけど、彼らはもうアクションを起こしてるのかな。一個人として行動するよりは組織としてアクションを起こした方が政策への影響力は増すと思うのだけど、どうなんだろうか。
やっぱりもう検討してたようだ。ファクトベースでのこの政策のありえなさっぷりを逐一論じてるのでこちらを見た方がより理解が深まる。携帯フィルタリングがようやく妥当な方向に向かっていたこのタイミングでぶちかますあたり凄いよな。
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